複業先生インタビュー
45歳以上の「キャリア実践型プログラム」を展開するDialogue for Everyone株式会社の代表が複業先生に登録したきっかけとは?【複業先生インタビュー】

複業(副業)で先生をしたい外部人材と学校現場をつなぐ教育特化型の外部人材活用プラットフォーム『複業先生』。    

 複業先生に登録すると、学校だけでは手が回りづらかったキャリア教育やプログラミング教育、グローバル教育、IT教育などの分野において、これまでの仕事や経験を分かち合いたい人がスポットで「先生」として授業ができます。    

では、どのような人が実際に複業先生として活躍されているのでしょうか。今回は、45歳以上のミドルシニアを対象としたキャリアの「実践型プログラム」を展開するDialogue for Everyone株式会社で代表を務める大桃氏に複業先生になった理由やきっかけ、初授業を終えての感想をお伺いしました。

 <複業先生プロフィール> 大桃綾子氏 Dialogue for Everyone(株)Founder&代表取締役 慶應義塾大学大学院社会学研究科修了。三井化学(株)にて人事・事業企画に約10年従事。地方企業×都市部人材の副業兼業マッチングサービスJOINS(株)取締役、スタートアップ支援拠点SN@P新潟メンター、新潟県にいがた産業ビジョン検討委員会委員などを務める。国家資格キャリアコンサルタント、コーチも務める。

「ミドルシニアの方々が活躍できる場所を見つけたい」熱い想いから始まった起業への道

現在のお仕事を教えてください。

45歳以上のミドルシニアを対象としたキャリアの「実践型プログラム」を展開するDialogue for Everyone株式会社を経営しています。

45歳以上のキャリア実践型プログラムサービスの具体的な内容を教えていただけますか?

大手企業様との連携を図り、地方企業でのフルオンラインのインターンシップを提供しています。インターンに参加していただいた方々には、今までのスキルや経験を生かして地方企業の課題解決に取り組んでいただいています。

会社として目指している姿はありますか?

「コンフォートゾーンを越える。思いもよらない展開を楽しむ。年齢の枠を外し心のままに生きる」をビジョンに掲げ、年齢を重ねるごとにポジティブに生きられる社会をつくりたいと考えています。

今のキャリアにたどり着いた経緯を教えてください。

1万3000人程在籍していた新卒の会社の社員のうち、3人に1人が50代だったことが関係しています。生き生きしていた先輩方が、年齢を重ねるごとに熱意を失っていく様子を見て、もどかしさを感じていたんです。

当時は人事だったため「なんとか、ミドルシニアの方々が活躍できる場所を見つけたい」と試行錯誤しましたが、うまくいきませんでした。

独りよがりの想いであると気づいたときから、具体的に次に起こしたアクションや気づきはありましたか?

転職をして「組織」を客観的に見たことで新しい気づきを得られました。

「組織の枠組み」として力を発揮する場所を探していたがゆえに、明確な答えが見つからなかったんです。組織ではなく、「社会の枠組み」で考えたらできることはたくさんある。社会の中で自分の価値はどの程度のものかを考え、自分や社会と向き合う機会をつくりたいと思いました。

2人の子どもを育てるママとして共感し登壇を決めた『複業先生』

複業先生に登録した経緯を教えてください。

友人のFacebookの投稿を見かけて、事業内容に共感したためです。

ありがとうございます!具体的には『複業先生』のどのようなポイントに共感していただけたのでしょうか?

私には、小学3年生と年長の子どもがいます。私自身子育てをする中で「色々な人や価値観に触れることで、子どもたちの将来が豊かになる」という考え方を大切にしていて。様々な経験や価値観を持った大人が登壇できる『複業先生』のサービスがとても素敵だと思ったんです。

また家族に教員が多く、私自身も教員免許を持っていることから、いつか子どもたちとかかわりたいと考えていました。先生が大変な職業であることも身近に感じていたので、『複業先生』として登壇することで、学校の働き方改革に貢献できるのではないかと感じていました。

そうなんですね!実際に行った授業内容を教えてください!

「キャリア教育」のテーマで授業をしました。「色々な人に出会い様々な価値観に触れる大切さ」と「新しい経験を積むことで自分の選択肢が増えていくこと」をメインテーマとしてお話ししました。

前半は自分自身の経験を10分程度お話しし、後半は講義を聞いた生徒たちから質疑応答を受けました。

大桃さんが登壇した授業詳細はこちら▼

授業準備をする上で気をつけたことはありますか?

普段から人前で話をする機会が多いため、当日のスライドを新しく準備することはとくにありませんでした。以前仕事で使用したプレゼンテーション資料の言葉を中学生向けに修正して、授業に臨みました。ただたくさんの写真を使って、全体のイメージが伝わるよう工夫はしましたね。

実際に授業をやってみていかがでしたか?

質疑応答の場面では、多くの子どもたちから様々な質問をいただけたことが嬉しかったです。そして何よりも、複業先生として授業に登壇したことで自身の刺激になりました。

今回は貴重なお話をお聞かせくださりありがとうございました!


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