今回の授業では、「色を通して自分を知り、自己肯定感・自己有用感を高める」をテーマに、複業先生として杉木紗季さんを招き、カラーセラピーの要素を取り入れた体験型の授業を行いました。生徒たちは、普段意識することのない「色」を通して自分自身を見つめ直すことで、自己肯定感や自己有用感、そして多様性への理解を深めていきました。
授業の概要
- 対象学年: 小学校6年生
- 授業の目的
- 自己肯定感が低い傾向にある児童に対し、自己肯定感・自己有用感を育む。
- 集団の中で自分が様々な役割を担っていることに気づき、自己有用感を高める。
- 形式
- カラーセラピーを取り入れたワークショップ形式で授業を実施。
- 生徒たちの主体的な参加を促し、自己肯定感・自己有用感を育む体験を提供。
- 複業先生の紹介: 杉木紗季さん
- 元看護師、カラーセラピスト、2児の母、愛知県在住
- 過去に受けたいじめの経験や、看護師としての職務経験、セルフコーチングや色彩心理の学びなどからいのちの尊さや自分を大切にする方法や感情との付き合い方などをワークショップを取り入れながら楽しく主体的に参加し、学べるようサポートをしている。
「自分の個性はそのまま受け入れても良いのだ」選んだカラーボトルを包み隠さず伝える「色の持つ意味を学ぶ授業」
色の持つ意味について学ぶ
色は単なる視覚情報ではなく、感情や心理状態と密接に関係していることを、具体的な例を交えながら説明しました。生徒たちは、普段何気なく見ている色が、実は自分の気持ちと深く繋がっていることに驚き、興味を示していました。
- 好きな色から自己理解を深めるワーク
生徒たちは、7色のカラーボトルの中から、直感的に最も惹かれる「好きな色」を選びました。単に色を選ぶだけでなく、「なぜその色が好きなのか」「どんなイメージを持つか」を言葉にすることで、自身の内面を掘り下げ、客観的に見つめる時間となりました。その後、各色の持つ意味を、ポジティブな側面だけでなく、時にはネガティブに捉えられがちな側面も包み隠さず伝えることで、生徒たちは「自分の個性はそのまま受け入れても良いのだ」という安心感を得ることができたようでした。
- 多様性について考えるワーク
虹が7色もの色で構成されているからこそ美しいように、クラスにも様々な個性を持つ生徒たちがいるからこそ、学びや成長が生まれることを伝えました。生徒たちは、太陽、雨、風など、自然界の要素をそれぞれの個性と重ね合わせ、それぞれの役割や重要性を活発に議論していました。
このワークを通して、自分とは異なる個性を持つクラスメイトの良さを認め、互いに協力し合うことの大切さを実感することができたようでした。
参加した生徒たちの感想「色には色々意味があり、好みが違ってもいい」
授業の最後の振り返りや実施後のアンケートでは、生徒たちから下記の感想が出ていました。
- 「みんな違ってみんないいということを学べた」
- 「色にはいろんな意味があることをいろんな人に教えてあげたい」
- 「色と気持ちは深く関わっていることを知れた」
- 「色で今の自分の気持ちが知れたり、性格がわかるということを知った」
- 「色一つ一つに意味があるように、人間にも同じ意味があるという事を伝えたい」
- 「色には、様々な意味があり、それぞれ好みが違ってもいいということが印象に残った」
授業中は最後までクラス全体が積極的に意見を出しており、対話をしながらお互いの個性を認め合う姿がとても印象的でした。
まとめ
今回のカラーセラピーの要素を取り入れた体験型の授業では、お互いの個性を認め合い、「みんな違ってみんないい」ことを学ぶ時間となりました。
先生からも「子どもたちが色について考えることで、『違うことの素晴らしさ』『みんなそれぞれ担っている役割がある』ということを感じることができたのではないかと思います。」という感想をいただきました。
アンケート結果からも、「みんな違っていい」という重要なメッセージを受け取った生徒たちが多く、授業を通して自己肯定感を高められた様子がうかがえます。また、「色を通して自分の個性や気持ちを知ることができた」という声は、自己理解を深める良いきっかけになったことを示しています。
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