メンバー紹介
「教育業界が魅力的になる環境をつくりたい 」LX DESIGNで見つけた新たな挑戦

月に一度代表取締役の金谷智と社内メンバーが対談し、LX DESIGN(以下:LX)メンバーでそれぞれの未来と共創を育む社内イベント。今回は7月12日に開催しました。

記念すべき第1回目のゲストは、学校コーディネーターチーム・自治体営業等で幅広く活躍している板垣達周(いたがき たつのり)さんです。板垣さんがLXに携わる決意から今後の展望まで、率直な想いをお伺いしました。


<プロフィール>
1986年島根県生まれ、福岡県在住。株式会社LX DESIGN 学校コーディネーターチーム・自治体営業担当


教員をぼんやりと目指していた学生時代。教員採用試験に不採用となったことをきっかけに、教育委員会で生涯学習に関わることを決める。4年間勤務後、人材派遣会社に転職。その後、地方創生×教育をテーマとした非営利団体に参画。現在は、教育業界が魅力的になる環境づくりを目指し、LXで幅広く活動中。


<略歴>
*2009年4月 出雲市教育委員会 出雲科学館
*2013年9月 ランスタッド株式会社(Randstad Japan)
*2017年8月 一般財団法人 地域・教育魅力化プラットフォーム
*2021年10月 株式会社LX DESIGN


多くの経歴を積んでたどり着いたLXでのキャリア

ーまずは簡単に板垣さんの自己紹介をお願いします。

板垣
板垣

島根県出雲市で「地域の公教育が生んだ過去の遺産」として育った板垣です(笑)

中学生までの青春期はすごく頭はいいけれど、周りにうまく馴染めずいじめられて育った子どもで。

その後、高校・大学時代にさまざまな人と出会ったことで、自分をさらけ出せるようになりました。大学卒業後は新卒で公務員として勤務した後、約3年間福岡で外資系企業に勤めました。

しかし、20代の僕は「自分の力で世界はなんとでもできる」と思うような調子に乗った若造だったんですよね。30代の転職先では自分のスキルのギャップを感じ、伸びた鼻をボキボキに折られた経験があります。

そんな僕が変わったきっかけが『複業先生』への登録です。福岡に引っ越したタイミングでたまたま『複業先生』を知って、教育に興味があったのですぐに登録をしました。

「登録したし、複業先生の授業依頼が来るかな?」なんて思ってたんですけど、同タイミングでLXの内部で関わるお仕事のお誘いを受けましたので、面接に臨みました。 

今はたくさんの愛を受けて成長させてもらっています。その中で、学校向けのコーディネーターとして私立学校や自治体に営業をしたり、それぞれのチームを作ったりしています。

僕はLXにかかわって1年間ほどになりますが、今まで生きてきた35年と同じくらい変化の激しい期間過ごしている感じですね(笑)。

ーLXで最初に面接を受けた時、金谷代表と出会った時のお話をお聞かせください。

板垣
板垣

正直、スタートアップの会社面接ではなく、大企業の面接か!と感じました(笑)。3次、4次面接まであって、「どれだけ人を審査するんだ」と思いました(笑)。  3次面接ぐらいに、やっと金谷さんと経営企画の面接を受けることができましたね。

金谷さんは当時もやっぱり金髪で。当時は金谷さんが社長とは知っていたものの、HPの金谷さんと実物が一致せず「社長面接と言われたけれど、今日は社長は来ないんだな」と思っていました(笑)。金谷さんはほとんど喋らないし、「この人はきっと弟さんで、社長補佐をされてるんだな」と思っていたんです。

そしたら、金谷さんが「LXの代表をしている金谷です。よろしくお願いします。」と最後にボソッと言って。これでやっとLXと関われると思ったら、「またもう1回別のメンバーと面接をしてください」と言われました。何回面接させるんだって言う(笑)。

そうでしたね。でも僕は当時、板垣さんにLXにこんなにも深く関わっていただけるとは思っていませんでした。

金谷
金谷
板垣
板垣

金谷さんやボードメンバーの方々との度重なる面接を経て、ようやくLXに携わらせていただいています。


「愛されているのがわかる」LXで感じたありのままでいられる実感

ーなぜ板垣さんはLXに関わろうと思ったのでしょうか?

板垣
板垣

LXに入ったきっかけは、4次面接後、広報の佐藤さんからいただいたひとことがきっかけです。

「待遇は正直そんなに良くないし、 板垣さんのやりたいことがLXと完全に被っているわけじゃないかもしれない。だけれども、『自分のやりたい』と思うことを好きなようにできて。そして、全力で夢を応援してくれる。それがLXという場所です。」

この佐藤さんの言葉で入社を決めました。

なるほど。ちなみに佐藤さんは1986年4月、青森生まれで、板垣さんも1986年10月、島根生まれなんですよね。

金谷
金谷
板垣
板垣

同い年だからこそ共感し合えました(笑)。

また、「愛されているのがわかる」文化も、LXに関わりたいと思った理由のひとつです。

先ほどお伝えしたように、LXのみんなはありのままの僕を認めてくれて、30代前半でボキボキに折られた鼻を直してくれたんです。

つぎはぎな鼻だったけれど、そんな鼻でも良いなって思えたんです。綺麗なことを言いすぎているかもしれないけれど、愛されているなと実感しています。


人の可能性を信じ、問いと承認を繰り返す

ー前職は、地域・教育魅力化プラットフォームに勤めていましたよね。板垣さんはもともと「地域と教育」のようなテーマで実現したいことがあったのでしょうか?

板垣
板垣

極論を言えば、フィールドはどこでも良いと思っていて。「地域と教育」へのこだわりはそれほどありませんでした。

ただ前職に就く前、「進路を自己決定できる環境や土壌、風土をつくりたい」と思い、フリーランスとして自分の事業を行った経験がありました。

決定を認めてあげる人たちがいるからこそ、決定が許される」と僕は感じていて。

例えば、中学校でも高校でも、自分の行きたい学校に行けるようになれば良いなと思っていたんです。幼稚園に営業をしながら事業を展開しようと思っていました。

その事業はうまくいきませんでしたが、「進路を自分で決める」「小さい決定を繰り返す世界」をつくりたい気持ちは今もあります。

ー金谷さんと板垣さんにとってLXでの1年で最も大きな学びは何でしたか?

「人の可能性を心から信じて、 問いと承認を繰り返す」ことの大切さです。

元々僕は教員でしたが、実は人の可能性を決めつけてしまうタイプだったんですよね。当然僕ならわかると思っていたんです。でも、問いと承認を繰り返すことで、僕が見ているのはあくまでその人の「仮の状態」だと気づけたんです。

気づけたきっかけをくれたのは、「​​承認と変化を柔軟に受け入れてくれる」板垣さんのおかげだと思っています。

金谷
金谷

ー板垣さんのLXで得た学びは何でしょうか?

板垣
板垣

LXを含むさまざまな方と出会い、「後ろめたさなく人や社会のために尽くせる」ようになったことです。「見返りを求めない」に近いかもしれません。

今でも金谷さんが週2回ほど1on1をしてくれるように、LXには見返りを求めない方が多いと思っていて。誰かのため、社会のために尽くす姿を近くで見ているからこそ、自分もそうあって良いんだと認めてもらえている実感を感じるようになりました。

あとは「出会った人にちゃんと感謝すること」を日々心がけています。鼻が高くて折れていたときは、会った人をあまり大切にしてこなかったので。

なるほど。ちなみに、僕も板垣さんに出会ってから考え方を変えていただいたことがたくさんあります。

例えば、人に出会う大切さです。先日僕は、板垣さんの地元のあの島根県出雲市にお伺いして、一緒に出雲大社にお参りしました。今僕は、メンバーの故郷やゆかりの地に積極的に足を運ぶようにしていますが、昔は絶対やらなかったんですよ。 

1年前は島根に行ったとしても「売り上げはいくら上がるの?」って聞くタイプでした。最悪ですよね(笑)。

その他にも「何件学校の先生と会えるの?」「何人の教育長と会えるの?」とすぐ考えてしまって。でも、板垣さんに出会ってからそういう考え方は少し変わりました。

金谷
金谷
板垣
板垣

そうそう。その名残はたしかにあって、福岡で夜の11時ぐらいまでお酒を飲んで、そろそろ解散の雰囲気にしようという時に、「ところで板垣さんは、今週何件新しい先生と会いましたか」って言われましたね(笑)。


LXで描く教育業界の課題と未来

ー板垣さんが今後目指して行きたいLXでのビジョンはありますか?

板垣
板垣

「教育業界が魅力的になる環境や風土」をつくりたいです。授業を通して目の前の子ども達が笑顔になるのはもちろん、先生がハッピーになる環境や風土をLXを通して作りたいと思っています。

ーその目標を達成するために、今1番板垣さんが抱いている課題は何でしょうか?

板垣
板垣

「環境より意思が大事だと思ってる人が多いこと」ですね。僕ひとりではできないので、LXのみなさんと課題を解決したいと思っています。

ビジョン達成のための環境づくりをみんなで考えていく、みたいな感じですね。

僕は普段から板垣さんと1on1をしているので、今日も唐突感なく板垣さんの心情を深掘りできて良かったです。板垣さんのLXに対する思いや展望を、今回LXのみなさんと共通理解できているかメタ認知しながらお話を聞けて幸せでした。

金谷
金谷

ー今回は、貴重なお時間をいただきありがとうございました!


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