2024年3月5日、富山県滑川市立田中小学校にて、複業先生の種子島康時氏を招いたキャリア教育が開催されました。
テーマは「これからの人生の選択について考えよう」。小学6年生を対象に、これからの人生において、自分で選択することの意義や、自分らしい選択をするためのヒントを掴んでもらうことを目的とした授業です。
今回の授業で複業先生として教壇に立った種子島氏は、自身の経験談を交えながら、子どもたちに語りかけます。
毎日、僕たちはたくさんの選択をしています。 朝ごはんは何を食べるのか、どんな服を着ていくのか、些細なものから、将来どんな仕事をするのか、どんな人生を歩むのか、という大きなものまで。 その中でも、人生における大切な選択は、ぜひ自分の意思で決めてほしい。
種子島氏の言葉に、子どもたちは真剣な眼差しを向けていました。
経験を通して実感する「選択」の連続
授業の前半、種子島氏が実際に経験してきた「選択」についての話がありました。
- 運動会でやりたくない団長を引き受けたこと
- 姉と同じ中学・高校に進学したこと
- 高校時代に、周囲と違う選択をした友人を見て、疑問を抱いたこと
- 「なぜ日本にいるのか?」と自問自答し、海外に出る決断をしたこと
これらの経験を通して、種子島氏は「良い選択」と上記に挙げられた「良くなかった選択」があったと振り返ります。 そして、子どもたちに最も伝えたいこととして、「良い選択とは、自分で決めること。 自分で決めれば結果に責任を持てる=次につながる」と語りかけました。
自分の価値観を見つめ、未来を選択する
授業の後半では、子どもたちが実際に「選択」について考えるワークショップが行われました。
ワークショップ1:人生における「良い選択」「良くなかった選択」を書き出す
子どもたちは、これまでの自分の人生を振り返り、「これは良い選択だった」「これは良くなかった」と感じるエピソードを書き出しました。
活発な意見交換が行われる中、種子島氏は子どもたち一人ひとりの意見に丁寧に耳を傾け、時に自身の経験談を交えながら、子どもたちの思考を深掘りしていきます。
ワークショップ2:自分が大切にしたい「価値観」を表す言葉を3つ選ぶ
次に、たくさんの言葉の中から、自分が大切にしたい「価値観」を表す言葉を3つ選ぶワークショップを開催しました。
「努力」「友情」「挑戦」「自由」「愛」…様々な価値観に触れる中で、子どもたちは真剣な表情で言葉を選び、その理由をグループで共有していきます。
ワークショップ3:自分の価値観に基づいて、これからの人生でしたい「選択」を3つ書き出す
最後は、これまでのワークショップで得た気づきをもとに、これからの人生でしたい「選択」を3つ書き出すワークショップでした。
「海外でサッカーをする」「人の役に立つ仕事に就く」「家族を大切にする」子どもたちからは、それぞれの価値観に基づいて、個性豊かな「選択」をつくり出しました。
子どもたちの「羅針盤」となった複業先生の授業
複業先生として教壇に立った種子島氏の言葉は、子どもたちの心に響き、自らの人生を切り開くための「羅針盤」を与えてくれたように感じます。
「選択」の連続である人生を、後悔なく、より良いものにするために。 この授業が、子どもたちにとって、未来へ向かうための確かな一歩を踏み出すきっかけになればと願っています。
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