授業実施レポート
アントレプレナーシップ教育:未来を創る君たちへ「やったことがないことに挑戦してほしい」数多くのスタートアップを支援する藤田豪氏が授業 

目まぐるしく変化する現代社会を生き抜くためには、アントレプレナーシップの醸成が必要です。

複業先生では、スタートアップ企業への投資や育成に注力され、LX DESIGNの応援団でもある藤田 豪氏によるアントレプレナーシップについての授業を行いました。今回はその授業の様子をお届けいたします。

【藤田 豪氏】

1974年秋田県秋田市生まれ、1997年に明治大学経営学部を卒業後、VC最大手のJAFCOに入社。JAFCOでは20年半在籍し、16年間名古屋を拠点に投資活動に従事。その後、2018年にMTG Venturesの代表取締役に就任し、2022年にはCentral Japan Seed Fundを設立しました。現在は、中部ニュービジネス協議会副会長、名古屋大学院情報学研究科客員准教授、NAGOYA INNOVATOR’S GARAGE運営委員など主に中部地方のスタートアップ企業への投資と育成に注力。

【複業先生とは】

教育現場が、教育にかかわりたい多様な外部人材に授業をお願いできる外部人材活用サービス。

教員だけでは手が回りづらかったキャリア教育、探究学習・総合的な学習、プログラミング・グローバル・IT・起業教育・金融教育・性教育などの各領域において、外部人材の知見やネットワークを手軽に活用することができ、児童・生徒が社会とつながりながら学びを深める「社会に開かれた教育課程」を目指しています。

アントレプレナーシップとは、様々な困難や変化に対し、自ら行動を起こして挑戦し、新たな価値を生み出していく姿勢のことを指します。

授業では、このアントレプレナーシップの概念自体を生徒のみなさんに理解してもらい、未来の社会を担う上で必要な創造力挑戦心問題解決能力を養うこと、特に変化の激しい現代社会において、自ら課題を発見し、解決策を生み出し、実行していく能力の重要性を認識させることを目指しました。

授業は愛知県岡崎市にある岡崎城西高等学校の3年生を対象に行われました。

▪️未来を創る生徒のみなさんに、今知ってほしいこと

授業では、今から約25年前の1998年と比較した学生の就職観の変化や、その背景にある時代の変化、現代社会におけるアントレプレナーシップの重要性を解説。

ベンチャーキャピタル(VC)の役割やVCファンドの仕組みを通して、スタートアップ企業がどのように成長していくのか、どのように地域や社会の発展に貢献しているのかが語られました。

また起業を取り巻く現状の課題やスタートアップの役割などについての講義を受け、生徒のみなさんはこれからの日本の未来を担うために必要な能力とその重要性を理解するとともに、未来の可能性に目を輝かせました。

授業後、生徒のみなさんからは次のような声が寄せられました。

  • 難しい内容もあったが、具体的な事例を通して理解を深めることができた。
  • 未来の可能性を感じてわくわくした。
  • スタートアップ企業の事例を聞いて、自分でも何か新しいことを始めてみたいと思った。
  • 将来、起業に挑戦してみたいという気持ちが強くなった。

▪️やったことのないこと何でもやる、行ったことないところにどんどんいく

今回複業先生として授業をされた藤田氏は次のように話します。

「やったことのないことにどんどん挑戦することがとても重要です。自分たちの未来は自分たちで創っていく、その自覚を一人ひとりが持ち続けることが、未来の可能性を広げることにつながります。」

高校生の時期にアントレプレナーシップに触れることは、彼らの将来の可能性を広げる上で非常に重要です。複業先生では、今後もより実践的な学習機会を提供することで、生徒たちの主体的な学習を促進し、アントレプレナーシップ教育の更なる充実を図っていきたいと考えています。

生徒のアート作品を授業後に見せてもらう登壇者の藤田さんと弊社代表金谷

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