カルチャー
LX DESIGNプロダクトチームのリーダーに聞く!これから目指すビジョンとDX・Well-beingにおけるポイントとは?

今回は、株式会社LX DESIGN(以下:LX)の代表金谷と自治体営業チーム(教育委員会)の板垣、プロダクトチームのリーダー工藤の対話をご紹介します。

LXのプロダクトチームが今何を目指して、何を開発しているのか。金谷と板垣の目線から紐解いていきます。

全ての子どもたちがワクワクする未来を描き、伴走する社会を創造する「プロダクトチーム」

プロダクトチームは具体的に何を行っているチームか説明してほしい!

『複業先生』という学校と外部人材をつなげる出前授業のマッチングサービスをつくっています。

具体的には、マッチングサービスの開発から授業のサポートを行えるシステムづくり、これまで溜まったデータをユーザーに提供できるプラットフォームづくりまで行っています。

今とくに注力している業務は、データを溜めるための基盤づくりです。ちょうど今日2023年5月19日(※)にリリースするのは、学校の評価・レビューを溜められる新機能です。今後は先生からの評価だけでなく、生徒の感想や評価も集められるデータ整備を行っていきたいと考えています!(※インタビュー時)

プロダクトチームのビジョンを教えてほしい!

「全ての子どもたちがワクワクする未来を描き、伴走する」です。

このビジョンを達成するために、直近2〜3年で根幹価値の実現→複業先生(講師側)アカウントの作成→学校アカウントに生徒の興味・関心ごとを表示→生徒アカウントの作成を行うまでのフローを構築しています。

最終的に生徒アカウントを作成することで、生徒が自分自身が何を考えているのかを振り返る場をつくりたいと考えています!

ちなみに僕は、生徒向けマイページがあることにより、学校業界の情報格差をなくすことにもつながるのではないかと思っていて。

新年度になる度に、教員は一人ひとりの生徒の状況把握を行っているんだよね。つまり、たった1人で40人の子どもがそれぞれ何に興味があるのかわからない状態を紐解いている状況が学校現場にはある。

だから、そのとき学校に来た教員と5年前から学校にいる教員とでは、持っている情報量が圧倒的に異なるんだよね。「あの先生、若いからわからないよね」と言われてしまう状況が必然的に生まれるわけなんだ。

こういった情報格差を教員間でなくし、教員の業務負荷を下げるためにも生徒アカウントの作成は有効的であると思っていて。また保護者にも生徒情報を提供することで、保護者対応の軽減にもつながると考えている!

たしかに、僕もそう思います!話は変わりますが、保護者対応のひとつに学級通信がありますよね。金谷さん自身は、学級通信についてはどう考えているでしょうか?

僕は学級通信を最終目的にして「出したい」わけではなく、保護者にとって子どもたちが一体どういう感情で、何を行って、なぜそういう取り組みをしたのかを伝えていくツールのひとつに「学級通信」があると考えている!

教員は、一人ひとりの生徒に心から向き合いたいと思っているよね。でも毎日30分程時間をかけて保護者に電話対応で説明するには、手間がかかりすぎるわけで。だから多くの教員は、電話対応を行わなくなる…結果、保護者に必要な情報を届けられない事態が発生し、学級崩壊が起こると考えているんだよね。

人とITとWell-beingの棲み分けを考える|プロダクトチームが目指している今後のビジョン

熊本県ではスマートフォンアプリをモデル校に導入し、学級便りの送付や出欠確認をアプリ上でできるようにしていますよね!

また保護者の利便性向上と学校職員の負担軽減を行っている話を耳にしました。この話題について金谷さんはどう考えていますか?

そうだね!LXが目指しているビジョンがまさに熊本県で実現されていると考えている。

LX DESIGNは『複業先生』をただ広める会社ではなく、教員及び生徒が最も社会とつながる瞬間をDXしながらつくり続ける会社でありたいと思っているね。

参考:熊本日日新聞 学級便りや出欠確認、学校の事務連絡をアプリで 熊本市教委がモデル14校で導入へ 2023年度、紙配布物の負担減らす

熊本県だけでなく、今後多くの学校でDX化が進んでいくと思います。今後学校チームとプロダクトチームが行っていく業務の棲み分けとは、何だと思いますか?

今後は授業実施後のアンケートなどを通して、学校チームが行っている業務における評価基準が高い項目を洗い出していきたいと思っています。人だからこそ高評価をいただける項目を引き続き学校チームに委託していきたいと考えています。

なるほど。教員のWell-beingについて、プロダクトチームが考えていることをお聴きしたいです。

教員自身が生徒のことをあまり知れていない現状があると思っています。

そこでLXが生徒のことを知る機会を提供するだけでなく、生徒と対話する時間も提供することがまず私たちができる教員のWell-being改革ではないかと考えます。

今後半年〜1年の間で、プロダクトチームとして行っていきたいことはある?

考えているビジョンは主に2つあります。

ひとつは生徒アカウントの作成。2つ目は、既存のシステムをさらに使いやすくすることです。

生徒向けシステムをつくる中で、まずは授業の実施数を増やし、データを多く取ることが重要になります。そこでキーポイントとなるのが、既存のプラットフォームでいかに授業を回せるかです。試行錯誤しながら、UX改善(ユーザーエクスペリエンス改善:システムとの出会いを通してユーザーが得る経験)を行っていきたいです。

今回は貴重なお話をありがとう!


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