代表インタビュー
ICCKYOTO 2023に金谷が選出!登壇を経て得た心境の変化や新たな気づきとは?【代表インタビュー】

LX DESIGN(以下:LX)代表金谷は、2023年9月4日(月)〜9月7日(木)に開催された『Industry Co-Creation (ICC) サミット KYOTO 2023』(以下:ICC)の「スタートアップ・カタパルト」に登壇。

全10社のうち、トップバッターとして、投資家・VC・大手企業といった審査員の前で7分間のプレゼンテーションを行いました。

今回は金谷にICCに登壇して得た心境の変化や新たな気づきをお聞きしました。

孤独だった起業家が挑戦した「ストーリーテリング」から「パーパス」を伝えるピッチ

今回ICCに登壇した後の率直な感想を教えてください。

起業家は孤独な生き物でありながらも、各地で出会う皆さまから多くのご支援やあたたかい言葉をいただいて、力をもらえることを実感しました。

LXが挑戦しているのは、いまだ誰も開拓できていない教育業界です。

とくに、何十年と変化していない教育業界の仕組みづくりや働き方改革を行うのは至難の技。事業を行う中で、困難に直面することも多々あります。

それでも今回多くの仲間に出会えたことで、自分の中で描いていたビジョンが明確になりました。

ICCに登壇する前はどんな心境でしたか?

ICCを通じて「新しいチャレンジ」をしようと思っていたので、正直とても緊張していました。

新しいチャレンジとは具体的に何でしょうか?

ピッチの構成を変えたことです。

ICC登壇前のピッチはストーリーテリング(ストーリーテリング:自身の体験や経験などのストーリーを利用することで、自身の主張を相手により明確に伝えることができる手法)を重視していました。

具体的に以前のピッチ構成をお教えいただけますか?

「私はもともと小学校の先生で、両親ともに6代学校の先生の家庭で育ちました。現在はこれまでの経験を活かして、学校向けのサービス『複業先生』を提供しています」と自分のバックグラウンドを踏まえて自己紹介をしていました。

でもそれはある意味「逃げ」でした。

なぜ金谷さんにとって、自分のバックグラウンドから話す“ストーリーテリング”は“逃げ”だったのでしょうか?

家庭環境の格差に左右されず、世界中の人と学べる機会を全ての人々に提供するべき「パーパス」や「あるべき世界観」から話しても人に想いを伝えられるのか不安があって…自信がなかったのかもしれません。

人と対話するとき、バックグラウンドを否定する人っていないと思うんですよ。でも「パーパス」や「あるべき世界観」の話題から対話を始めたときに、拒否されてしまったり、驚かせてしまったりするのではないか考えていました。

なぜ人から拒否されたり、人を驚かせてしまったりすると思っていたのでしょうか?

私自身、パーパスやあるべき世界観の話から始めて、人と人がつながる未来を見出せていなかったからです。また私自身は大事にしているパーパスや世界観はあるけど、「他人には関係ないこと」とどこかで思っていました。

でも今回は心機一転。思い切ってピッチの内容を大きく変えてみました。新しい私・LXで望むことは大きな不安がありましたが、本当に多くの方々に受け入れていただきました。

オーディエンスの方々からの感想で得た「組織づくり・チーム全体の変化」への新しい気づき

ICCでとくに印象に残っているエピソードはありますか?

10人の起業家が集う自己紹介セッションのファシリテーションを担当させていただいた際に、人生で初めてLXの“カルチャー”を皆さんにお伝えできたことです。

LXでは、どんなときも一人ひとりの生い立ちやパーソナリティを大事にするカルチャーがあります。

今まで私はLXのカルチャーを関わる全ての人にお伝えしたいという想いがありつつも、普段から「ここは自分の場所ではないから」と遠慮してしまうことが多々ありました。でも今回は自分自身を変えたくて「目の前の人がそこに存在している意味をみんなで愛する」LXならではのカルチャーをセッションで伝えてみました。

実際にLXのカルチャーを皆さんにお伝えしてみていかがでしたか?

LXの文化を受け入れてくれただけでなく、とても喜んでくれました。私たちが普段つくっている文化が、ICCという大きなカンファレンスでも喜ばれると気づけたことは、組織づくりにおいて大きな自信と確信につながりましたね。

また、自分がつくりあげた場からいろいろなつながりが生まれ、縦横無尽に人々のご縁が育まれている光景を見て「これで良かった」と安心することができました。

今回はLXで経営合宿を経てから、ICCに登壇されたとお聞きしております。この数日間、チーム全体の変化を何か感じましたか?

ピッチを全員で準備・練習し、何千人もの審査員・オーディエンスの皆さまの前で披露できた経験を積めたことが、チーム全体の士気を高めたと実感しています。

また、ピッチを聞いてくれたオーディエンスの方々が「ピッチ良かったですよ!」と感想を伝えに来てくれたこともあって。全員で一人ひとりの存在を承認できた良い機会となりました。

それは嬉しい出来事ですね!オーディエンスの方々からいただいた感想の中で印象に残っているものはありますか?

印象に残っている感想は2つあります。

「うちの社員がLXさんのピッチを5回・10回と繰り返し聞いて、文字起こしまでしました。この文字起こしはAIを使わずに彼本人が自分で書いたんですよ。金谷さんのピッチは、それくらい感動しました。今後もLXさんのピッチを見て勉強させていただきます。」

「9時15分、LXさんのピッチに合わせてうちの社員全員で待ち構えていました。社員みんなでLXのピッチを見守っていましたよ。素晴らしかったです!」

どれも嬉しい感想ですよね。オーディエンスの方々からいただいた感想をチームメンバー全員で共有できたこと、誰かに影響力を与えられた感動をみんなで味わえたこと。この2つはチーム全体のつながりをさらに深めましたね。

ICC登壇は、金谷さんだけでなく、チーム全体の士気や視座を高めた機会となったのですね!今回は素敵なお話しをありがとうございました!


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