イベント開催レポート
【イベントレポート】授業依頼から実施までの流れとは?学校の先生のニーズを学ぶ〜対話イベント〜を開催!

2023年11月16日、複業先生コミュニティで月に一度実施しているオンラインイベントを開催。今回のテーマは「授業依頼から実施までの流れとは?学校の先生のニーズを学ぶ!〜対話イベント〜」でした。

複業先生コミュニティイベントでは、イベントルールとして「積極的にコミュニケーションを取りましょう!」「バックボーンの違う相手を受け入れて承認しましょう!」を掲げているため、今回も複業先生同士が深くつながる時間をつくることができました。 

 ※複業先生コミュニティとは「ともに学び、教育とつながる」をコンセプトに、一人ひとりの存在を認め合い、Well-beingを高めるための協創型コミュニティです。学校と社会の垣根を超えて複業先生同士が交流・連携・育成し合うだけでなく、自分自身のキャリアを見つめるきっかけを提供します。

「過去の授業動画からより良い授業を考える」開催背景と目的

今回の開催目的は、複業先生として登壇経験がない方に向けて、授業イメージを持っていただくこと。また今回はLX DESIGN(以下:LX)のCSチーム(学校サポートチーム)のメンバーにも登壇いただいたことで、学校の先生が抱いているニーズをリアルな声としてお伝えすることも目的のひとつとして掲げていました。

  • 20:00~20:10 チェックイン/LX DESIGNについて紹介
  • 20:10~20:25 CSチームのメンバーによる先生方のニーズ・授業実施までの流れを説明 
  • 20:25~20:50 グループワーク・対話タイム
  • 20:50~21:00 チェックアウト/ まとめ

当日は上記のタイムスケジュールに沿って進行。当日のアジェンダの中ではとくに、グループワーク・対話タイムが全体の学びや気づきを深めた非常に実りのある時間でした。

『複業先生』を提供するLX DESIGNについてご紹介

イベントの最初には、『複業先生』を提供するLXの紹介から始まりました。

学校現場が、教育に関わりたい多様な民間人材に授業をお願いできる外部人材活用サービス『複業先生』。 現在約1000名を超える複業先生登録者が全国各地・海外にもいらっしゃり、導入校は300校を超えているとお話がありました。

複業先生が登壇した授業は下記の授業レポートからもご覧いただけます▼

学校の先生のニーズを汲み取り“三人四脚”で授業をつくる!授業実施までの流れをご紹介

イベントのメインテーマである「授業依頼から実施までの流れ」を理解するセクションでは、LX・CSチームの中薗に登壇いただきました。

「複業先生と学校をつなぐCSチームで、授業コーディネーターを務める中薗と申します。私自身も複業先生登録者であり、複業先生第一号として富山県の高岡市で授業を実施した経験があります。」

中薗は自己紹介を終えると、実際の授業の流れを下記のように説明しました。

  1. 学校の先生から授業依頼が来る
  2. 授業のニーズや目的を明確にするために面談を組む
  3. 複業先生を選定する

中薗は実際の授業依頼イメージを伝えるために、複業先生役と学校の先生役をつくり、ロールプレイを始めました。

学校の先生
学校の先生

探求学習を進める中で、子どもたちの「やらされている感」を拭えない課題感を覚えており、今回複業先生に授業依頼をさせていただきました。探求学習では、一人ひとりが課題を設定し、情報を収集。その後課題の分析を行うフローで進めているものの、何を見直せば「全体のモチベーションが高まるのか」悩んでいます。

ご依頼いただきありがとうございます。そういった課題感をお持ちだったんですね。先生方のモチベーションはいかがでしょう?

中薗
中薗
学校の先生
学校の先生

先生たちも、自分ごと化して取り組めている様子はまだ見受けられません。また生徒のアウトプットに対して、それぞれの先生が「なにか違う…」と感じつつも、先生側もプレゼンのプロではないため「どういうスライドを作成すれば正解なのか」「的確なアドバイスは何か」を見出せずにいます。

そうでしたか。全体のゴールが明確になると、子どもたちだけでなく、先生方の士気も上がると思います。

中薗
中薗
学校の先生
学校の先生

最終的なゴールは2月に校内で探求学習発表会を開催するため、子どもたちのプレゼンテーションスキルを磨いて、探求学習発表会を実りのある時間にすることです。

承知しました。では、今回の複業先生である石岡先生には「プレゼンテーションを行う際のコツ」を教えていただきましょうか。

中薗
中薗
学校の先生
学校の先生

はい。よろしくお願いします!

石岡先生、普段スライドをつくるときに意識されているポイントはありますか?

中薗
中薗
複業先生
複業先生

「文字の大きさ」や「必要な情報を押さえること」を意識しています。学校という大きなクラスや会場で発表を行う際、席が後ろで文字を見にくいと感じる生徒もいると思います。

わたし自身もスライドの文字が見にくくて困ったことがあったので、誰が見ても見やすい文字の大きさを使用することは大切にしていますね。また、「1スライド=伝えたいことはひとつ」にして、要点を絞ることもポイントです。

発表の際に意識していることはありますか?

中薗
中薗
複業先生
複業先生

「相手の目を見て話すこと」と「外部から引用した情報は、自分の言葉で説明できるようになるまで噛み砕くこと」を意識しています。

学校の先生
学校の先生

有益な情報のシェアをありがとうございます。今挙げていただいた内容を、ぜひ当日の授業でもお話いただけますと幸いです。

中薗はロールプレイを終えると、「このように学校の先生が抱えるニーズに合わせて、複業先生と授業内容をすり合わせ、本番を迎えています。」と話しました。

自分にしか話せない生き様を子どもたちに伝えたい|気づきや学びをシェアした「交流タイム」

ロールプレイを見た後は2人1組みのグループに分かれて交流タイムを設けました。お互いに授業依頼から実施までの流れを把握して得たして得た気づき・学びをシェア。下記には、実際に挙げられた感想を記載しています。

「プレゼンにおいては、誰に何を届けるのかが重要であると気づきました。また堂々とした立ち振る舞いや物おじしない姿勢も、プレゼンする際に大切なポイントではないかと対話の中で出てきました。」

「わたしのペアは、小学校で先生を務めている方でした。彼と話している中で印象的だったのは、『学校では自分自身の生き様を話してほしい』という言葉です。

プレゼンの細かい伝え方は本やSNSに載っています。だからこそ、複業先生として授業に登壇いただく際には、『自分にしか話せないことを子どもたちに伝えてもらう』方が、有益な情時間をつくることができるのではないかと話していました。わたし自身も複業先生として登壇する際は、自分の人生を再度振り返り、学校の先生のニーズを汲み取りつつ生き様を伝えられるような授業をしたいです。」

このように交流タイムでは、お互いの気づきや学びを真摯に受け止め、さらにそれぞれの学びを深める時間をつくることができました。

毎月さまざまなイベントを実施する「複業先生コミュニティ」への参加はこちら!

今回ご紹介したイベントは、「複業先生コミュニティ」が毎月実施するイベントのひとつです。複業先生コミュニティでは、今回のような学びを深めるイベントだけでなく、複業先生養成講座や読書会など毎月さまざまなイベントを実施しています。

こんな方におすすめ▼

  • 複業先生として実際の授業イメージを湧かせたい方
  • 異業種の方とつながりたい方
  • 教育分野を自分のキャリアの一部にしたい方

複業先生コミュニティに参加をご希望の方は、下記のフォームからお申し込みください。 

https://00m.in/tzRvk

皆さまと複業先生コミュニティでお会いできることを心から楽しみにしております。


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