LX DESIGN設立6周年 代表取締役社長 金谷智よりコメント

いつもLX DESIGNの世界観へのご理解・ご支援を賜り、ありがとうございます。
改めて、ここまでこれたのはユーザーの皆様をはじめ、取引先の皆様、LXにかかわってくださる全てのステークホルダーの皆様のおかげです。

代表取締役社長 金谷より設立6周年に際し、コメントです。ぜひご覧ください。

7年前に創業した頃はどうだったか。

当時は自治体導入、熊本市教委との連携協定、ベネッセ連携、千代田国際、文部科学大臣が任命する「アントレプレナーシップ推進大使」などの実績も、今のような戦略も、皆様とのご縁もありませんでした。

学校には新たな関係人口が必要で、担い手を質量両面で広げ、民主化するんだ/できるんだ、という根拠のない自信だけでした。

全部、自分でやると決めて、
地域の集いに飛び込み、学校・自治体・経営者を片っ端から開拓していました。

「予算あります?ない?」「あ、じゃあまた!」
とバッサバッサ新規開拓をしていたので、
今のような対話・承認・尊重といった世界とは無縁でした。

今なら分かることがあります。

探していたのは予算でも案件でもなく、
僕自身が人生かけて向き合うテーマ・ブランド、
リスペクトフルなチーム内外の皆様とのご縁や繋がりだったんだなあ、と。

元々、教員を50年かけて、やるつもりでしたから、
LXも当然、同じような時間軸で見ていました。

けれども、毎年、毎年、当該年度のことに精一杯。
今のように10-20年で形にするビジョンも、
3-5年での計画も描けていなかった。

この6年、もっと言えば、
幼少期から、あるいは、金谷家や富山、その他、関わってくれた全ての人のおかげです。

テクノロジーの世界のムーアの法則よろしく、
この6年で、こんなに変化したなら、
次の6年は、もっとすごい。

昨日、蝉の鳴き声を聴きながら、イロハモミジの木を見ていました。
それぞれ、寿命は1週間と200年。

お互いに羨ましいとか想ったりするのかな?と。

スタートアップで言えば、
1年で勝負が付くものもあれば、30年かけて、1兆円企業になるものもある。

蝉とイロハモミジ、
どっちがいいか、どっちになりたいか、
とかっていう話ですらない。

領域やテーマで、既におおむねどの人生なのかは決まっていて、
それを嘆いたり、他を羨んだりしても、ほとんど意味はない。

別の生き物の景色を知りたくて、景色交換するのはむしろ、豊かだし、それらのためにできることを尽くしていくのもまた一興。

僕たちはこのテーマ、領域、登り方、事業、チーム、ブランドを選ぶ運命だった

咲いた花見て喜ぶならば
咲かせた根元の恩を知れ

という言葉をくれた人がいます。

まだ何者でもないけれども、
大事に想ってくれる人のコミュニティはこんなにも広がりました。

文部科学大臣からアントレプレナーシップ推進大使を任せていただいた使命の一つは、上記のような旅を通じて、まだここにない出会いと体験を分かち合っていくこと。

社会と繋がった学びによって、
人は自分と周囲の傷を癒やし、愛を贈る

そう信じています。

7年目も楽しみです。

LX DESIGN 代表取締役社長 金谷智


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